韓国岳登山


2008年10月15日、みごとなまでの秋晴れ、絶好の登山日和であった。
前日の大浪池トレッキングに引き続き、今日は韓国岳登頂にチャレンジである。標高1700メートル、登山初心者にはうってつけの山であるが、5合目までは結構きつい坂が続く。
登山道からの眺めがよく、途中、桜島や開聞岳の美しい姿に見とれ、ついついペースが落ちてしまうが、どうにか山頂にたどり着く。決して高い山ではないが、天候にも恵まれ、南方には桜島、開聞岳のみならず、滅多に見られないという屋久島が遠く見える。また、西方には、雲仙普賢岳の姿も見え、素晴らしい風景に疲れも吹き飛んでしまった。
下山中に、小学生の集団に出遭う。引率の先生に聞くと、5年生の遠足だという。先頭集団の子は、「頂上からの景色はいいですか?」と元気な声をかけてくれるが、最後尾に近い子が、四つんばいになりながら、「雨が降ったらよかったのに・・・」とぶつぶつ言いながら登っている。私の子供の頃のようだと思わず吹き出してしまう。

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