b薬師寺と長谷寺
	ここに文章を書きます。 　　今回の旅の最後は、奈良の薬師寺と長谷寺であった。 　薬師寺へはこれまで何度も訪れているが、西塔が建立されてからは一度だけであり、薬師寺の側を走る近鉄橿原線の西側にある大池から望む薬師寺の風景を眺めたことがなかった。 そこで今回、事前に地図でその場所を確認し、希望通りの眺めをカメラに納めることができたが、そこには中高年のご婦人の集団が絵筆を持って、熱心にスケッチブックに向かっている。ここでも有り余る中高年女性パワーを見ることができた。 　そして、最後の目的地、花の寺と言われる「長谷寺」に向かった。ここは、春は桜に牡丹、桜、冬は寒牡丹で有名であるが、今回の訪問は晩夏、残念ながら花はない時期であった。しかしながら、国宝となっている本堂やそれに至るまでの登廊、五重塔など、見るべき場所は多い。本堂は、京都の清水寺のように舞台があり、そこから下界を眺めると、長谷寺の全景が見渡せる。今回は、丁度正午にいたおかげで、毎日鐘楼で正午の時報として吹くという、ホラ貝の音色を聴くことができた。 ぶざんは）総本山の寺院