雪と紅葉の八方尾根

 2006年10月9日、前日に猛吹雪となり遭難事故が起こった白馬三山は、まるで何事もなかったように、快晴の中、紅葉の山肌に真っ白い雪を被った見事なコントラストを私達に見せてくれた。
 見上げるようにそびえ立つ北アルプス白馬連峰の山々。その白馬連峰の主峰の一つである唐松岳の稜線から延びる水平距離約7.5キロ、標高差1,900メートルのなだからな尾根が八方尾根である。
 八方アルペンラインの終点、八方池山荘から標高2,060メートルの八方池までの約2.5キロは、木道・階段等で整備されたトレッキングルート「八方尾根自然研究路」となっている。八方池の雄大で神秘的な景色は、トレッキングの疲れを一瞬にして吹き飛ばしてくれる。

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