秋の湯布院


 2008年11月4日、急遽登山と撮影に出掛けようと思い立ち、午前9時には湯布院に向け、高速道路に乗っていた。素晴らしい秋晴れで、今回はいつもと違う湯布院までの山道をのんびりと走ったが、自衛隊訓練場を通り抜ける道は、素晴らしい秋の風景であった。
当日の宿は、携帯からじゃらんを呼び出し、本日の宿を検索、湯布院の真ん中に一泊素泊まり三千円というのを見つけ、すぐに予約を入れた。中心部は観光客があふれていたので、由布岳周辺で夕刻まで写真撮影に没頭し、陽がくれてから宿に着いた。

 翌日は、午前5時過ぎに起床、外はまだ真っ暗であったが、霧がかかっていることを確認できたので、さっそく出発の用意をし、午前6時には、狭霧台に到着していた。 狭霧台には、既にカメラマン達が早くから来て三脚を立てて、それぞれにシャッターを押している。今回の湯布院旅行の目的は、由布岳登山と朝霧の風景の撮影なので、午前7時過ぎまで朝霧の風景を眺めることとしたが、湯布院の街がすっぽりと霧で覆われてはいるものの、思ったような絵にはならなかった。場所が悪かったのかも知れない。後に地元の方に聞いたら、もっとよい撮影スポットがあるとのことだった。残念!
 午前7時半に由布岳登山開始、駐車場には、まだ2台の車しか停まっていない。入山届を書き、真正面にそびえる美しい由布岳を仰ぎ見ると、山頂は遙か彼方、はたして、韓国岳、東鳳翩山の2つの山しか登ったことのない初心者の私が登れるのか?若干不安になったが根性あるのみ!と山頂に向け踏み出した。
 途中、何度も撮影と称して休憩を繰り返し、どうにか3時間近くかかって山頂に到達、感無量であった。

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